老年症候群

定義
 青壮年者には見られないが、加齢とともに現れてくる身体的および精神的諸症状・疾患を老年症候群と言う。多くの病因が影響しあって高齢者という一個人に病的症状などを表す(図を参照)。

症状
 痴呆、譫妄、うつ、脱水、発熱、低体温、むくみ、頭痛、意識障害、呼吸困難、寝たきり、廃用症候群に付随する失禁、褥瘡、誤嚥、便秘、転倒骨折、腰背痛

対策
 さまざまな原因のうえ、高齢者の生きざま、精神機能、社会における環境に影響されるので臓器ではなく、人間として、高齢者の全体像を評価することが重要である。この意味からも、総合機能評価をすることが高齢者医療には求められている。

林 泰史
日医雑誌 第127巻,第11号,2002/6/1