1.予防医学

 予防は、治療に勝るものである。厚生労働省は2000(平成12)年4月から「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)について」を策定し実施に移した。「健康日本21」の基本的考え方と基本理念は、「来るべき本格的な少子・高齢社会を健康で活力あるものにし、医療費等の社会保障負担を適正な水準に保っていくためには、単に病期の早期発見や治療にとどまらず、健康を増進し発病を予防する一時予防の重視と高度な生活の質の維持が必要である」としている。このために、
  @壮年死亡の減少、
  A痴呆や寝たきりの期間の短縮(健康寿命の延伸)、
  B生活の質の向上、
を3本柱とする基本理念を採用している。

更に、基本方針として、
  @一次予防の重視、
  A健康づくりの支援のための環境整備、
  B目標等の設定と評価、
  C多様な実施主体による連携のとれた効果的な運動の推進、
をあげ、国・都道府県・市町村が連携し、国民の健康水準を底上げしていく狙いがある。

具体的目標として、
  @栄養・食生活、
  A身体活動・運動、
  B休養・心の健康づくり、
  Cたばこ、
  Dアルコール、
  E歯の健康、
  F糖尿病、
  G循環器病(心疾患・脳卒中)、
  Hがん
の9分野について70項目を定めている。

なお、健康日本21関連URLを参照されたい。