株式会社教育広報社 One Day Angel,Vol.8,2002.5
「老人医療は心で看護」−お年寄り大好きな方、歓迎です−
  「ふれあい看護体験」を担当して  川崎田園都市病院 八牟禮 王子(はちむれ きみこ)
 診療科目の特徴として、患者さんは高齢の方々です。当然、若い患者さんと違うケアが求められますが、中でも一番大切なことは「細かい心遣い」ということでしょうか。
 患者さんは長い人生経験をお持ちですので心の機微にはとても敏感ですし、療養ということで心の安定も求められるんです。でも、だからこそ、ほんのちょっとした思いやりのある言葉遣いや触れ合いにとても感激していただける場面が多くあります。
 「ふれあい看護体験」の当日は、院長の挨拶から始まり、白衣に着替えたあと婦長のオリエンテーションを受け、その後に実際に体験される部署の婦長の説明と続いていきます。
 内容は、食事介助、入浴のための搬送、足浴、車椅子介助、散歩などで、血圧の測定などはしていただいておりません。どんな場面でも、患者さんのフルネームをきちんと呼んで下さい。個人の尊厳を守ってあげる意味で大切なんです。また、散歩の時などは転倒事故に気をつけて下さい。
    
 我が病院の自慢は、何と言ってもロビーコンサートでしょう。洋楽から邦楽までプロのミュージシャンがボランティアで演奏して下さいます(ロビーにはグランドピアノが設置)。この他にアロマテラピーやガーデニングなども、それぞれプロの方のポランティアで行っています。
 ふれあい看護週間以外でも随時「看護体験」を受け入れています。コンサート開催の日に遭遇した体験者の方は「病院とは思えない!」と、とても感動されているようですよ。
 高齢者介護型療養病院の新しい面をぜひ体験して見てください。そして、他の病院とは違う注意点などに気をつけていただきたいですね。

【フロフィール】八牟禮 王子(はちむれ きみこ)
 神奈川県川崎市生田看護専門学校卒。鹿児島にて准看護師として10年ほど勤務した後、生田看護専門学校に入学。卒業と同時に本院に。現在は内科病棟(3F中央)婦長。オフはゴルフ、ボウリング、釣り等、どちらかと言うとアウトドア志向。特に釣りは病院内の「釣り同好会」に所属し、湖・川・海へと精力的に出掛けている。「ゴルフのハンディは?」との問いに「内緒です」との返事。